意見を持つこと
hina
ピヨログ
現在母と祖父母の住む広島にきている。
かれこれコロナもあって4年ぶりくらいだ
小さい頃から母方のおばあちゃんちによく帰省していおり今回もこちらにお世話になっている。
せっかくなので同じ県内の父方のばあちゃんにも会いに行った。
年明けの1月で92歳で昔から親戚の中でダントツで元気なのだが、杖をつきながらも私たちを坂の下まで迎えに来てくれる元気っぷりには改めて驚かされた。
いつも私たちに話す隙を与えず、同じ内容が繰り返される電話に笑いをもらってばかりだ。
そんな元気が一番のばあちゃんだが、今回は会って一番に「死ぬ前に会えてほんとうに良かった、、、」と泣きながら手を握られ、私も目頭を熱くせずには居られなかった。
これまでとはばあちゃんの口から出てくる言葉の内容が違うのだ。
終わりを意識する言葉のひとつひとつから、私たちとは見ている先が違うのだろうと想像した。
ばあちゃんも死が遠くないことや、自分の身体でできなくなっていることは実感し受け入れている。
もちろんできないことは人にも頼るのだが、自分がまだできることは、やり方をうまく変えながら自分でやり続け、主体的に生きていることが家の様子や会話から感じられた。
よっぽど私より心と身体が健やかなのだ!!!
今すぐそんなふうになれないけど目に焼き付けて見習いたい。とにかく負けず嫌いなのは強いみたいだ。いくつになっても生きることに前向きで居られるのだ。
遺影をって訳じゃないけど写真はたくさん撮った。さすがにばあちゃんはスマホは持ってないから、家に帰ったら久しぶりに写真をプリントアウトして手紙と併せて送ろうと思う。
元気なうちに会えて良かった。また行こう。
hina